2014年12月1日、「規格でアクセシビリティに対応するための手引」(ISO/IECガイド71:2014)が発行されました。
これは、2001年に策定された「高齢者及び障害のある人々のニーズに対応した規格作成配慮指針」を改正したものです。以下のISOのウェブサイトからダウンロードできます(無料)。
http://www.iso.org/iso/home/store/catalogue_ics/catalogue_detail_ics.htm?csnumber=57385
簡略したURLhttp://www.iso.org/iso/iso_iec_guide_71_2014.pdf
また、IEC/ISO/ITUによる「規格とアクセシビリティに関する政策宣言」が採択され、以下のウェブサイトからダウンロードできます。
accessibility.worldstandardscooperation.org.
世界人口の高齢化を背景として、障害者や高齢者のニーズを国際規格に反映させるべきとの議論から、日本が提案国となって設置されたワーキンググループでの検討を基に2001年にISO/
IECガイド71「高齢者及び障害のある人々のニーズに対応した規格作成配慮指針」が発行されました。
その後この分野では国連障害者の権利に関する条約が2006年に採択されたり、IT分野での規格作成が進展しました。これらを背景としてガイドの改正が提案され、そのためのISO/IEC合同専門諮問委員会(JTAG)が設置されました(コンビナーは私が務めました)。このJTAGは約3年間に渡って改正案を検討し、ISO、IEC、ITU、CEN、CENELEC
の投票を経て、今回ISO/IECガイド71「規格でアクセシビリティに対応するための手引」が発行された次第です。
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